だいぶ前の話ですが、あるニュースをみました。日本人小学生が、クリスティアーノ・ロナウド氏に対してカタコトのポルトガル語で質問しようとしたところ、そのカタコトさがあまりにひどかったからか、もしくは同情からか会場からドッと笑いが起きました。僕からすると、
なんで一生懸命話しているのに笑うの!?
と怒り心頭だったわけですが、クリスティアーノ・ロナウド選手がスカッとする一言を記者たちに向け言ってくれました。
「なんで笑うんだい?彼のポルトガル語は非常にうまいよ。」
それで会場にいた人たちは手のひらを返すように盛大な拍手が起こった。
僕も思い返せばアメリカに住んでいたときに英語が伝わらなくて苦労する場面が多くあった。それでも僕の伝えようという一生懸命な気持ちに応えてくれるように、大半の人たちが僕の言っていることを理解しようと心がけてくれた。アメリカは人種のサラダボールと言われ、いろんな人たちが共生しているから、英語ができない人への理解が進んでいるのかもしれない。それでもこれからグローバル化が進んでいく中で日本人がこのまま取り残されるわけにはいかない。
日本人よ、語学ができないからって笑うのはやめないか?
日本人の多くが英語を話せない理由は、「僕たちは英語を話せない」という思い込みが強すぎたり、人から嘲笑されるのが怖くて声に出すトレーニングができないからではないか。僕も思い返せば中学・高校と英語の授業で英語を話した思い出はほとんどない。でも語学って話さないと話せるようにならないよ。僕は何度かメキシコに長期滞在したことがある。僕はスペイン語ができないから英語で会話をするんだけど、文法をほとんど知らないにもかかわらず英語を話すメキシコ人が多い。もちろんスペイン語は文法的に英語に近いものがあるっていうのはあるけれども、それ以上に彼らは陽気で間違いを恐れずによくしゃべっていることが英語を話せるようになっている要因なのではないかと思う。
大切なことはただ1つ。
伝えようとするパッションだ
恥ずかしがっていちゃだめだ。僕も堂々と間違える。思い出に残っているのは、外国の友達んちでトイレに行きたくて、
I want to take a bathroom
言ったら、変な顔をされた。だってそれは「シャワー借りていい?」って意味だから。たしかに急に「家のシャワー借りていい?」なんて言われたら「はっ?」ってなるよね。でも相手は僕が英語が堪能ではないことを理解してくれていて丁寧に教えてくれたよ。間違えることで僕の英語力も上達する。
Adios!!
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