英単語帳を買って単語学習を始めたけれども、なかなか簡単に覚えられるものではないですよね。なかなか覚えられなくて挫折しそうになってしまう人もいると思います。
できることなら効率よく英単語の学習をしたいものです。英単語の覚え方は人によって様々でたくさんの方法があります。
本文では英単語の覚え方をいくつか紹介しますので、あなたにあった学習法を見つけて勉強していきましょう。
英単語の覚え方
覚え方①単語カードを使って覚える

単語カードを使って単語を覚えていきます。表面に単語や、その単語を使った例文を書きます。裏面には単語の意味や発音記号を書いて行きます。

簡単なものであれば単語のイラストを描いて覚えるのもいいでしょう。
単語カードを利用する注意点は、単語カードを作る作業に夢中になりすぎないことです。実際に単語を覚えることが目的なのでせいぜい50個程度の単語カードを作ったら一旦作業を中断し、単語を覚える作業に入りましょう。
単語カードの使い方
単語カードを作り終えたら、次は実際に知っている単語と知らない単語、うる覚えの単語や発音がわからなかった単語の仕分けをしていきます。

ザックリとやりたい人は①意味のわかる単語と③意味のわからない単語の2通りに仕分けをしてもOKです。
仕分けが完了したら、②意味や発音があいまいな単語と③意味のわからない単語だけを勉強していきます。やり方は自由ですが、こんな感じでやるといいかなという一例を挙げおきます。
- ②と③の単語帳を繰り返しやる
- 覚えた単語カードは①に移し変えてもOK
- 全て覚えたら①②③の全ての単語カードをシャッフルして再びやる
- 再び仕分けし、ここまでと同じ学習過程を繰り返す
- 定期的にメンテナンスする
覚え方②スマホアプリを使った単語カードで覚える
スマホアプリを使って単語カードを作成するのもいいでしょう。特に手書きで単語カードを作成するよりもはるかに効率的に作成できる点においてスマホで単語カードを作成するのはおすすめです。
単語帳メーカーというアプリを使用すると、英語と日本語訳だけではなく、画像やイラストも貼ることができるので視覚的に英単語を理解できるようになります。


参考書で販売されている英単語帳が、スマホアプリで使えるものもあります。代表的なものは、キクタンです。
キクタンを書籍ではなくスマホアプリでやるメリットは、先ほど単語カードで紹介した学習方法と同じく、最初に仕分け(フィルタリング)をすることにより、知らない単語のみを集中的に学習できる点です。このアプリを使えば、わざわざ単語カードを作らずに効率的に英単語を覚えていくことができます。
覚え方③体を使って英単語を覚える
体を動かしながら、単語や文を覚えると記憶に残りやすいです。例えば、野菜炒めを作りながら”fry(炒める)”と言うと簡単に覚えることができるでしょう。
体を使って覚える方法は、日常動作で使う単語を覚えるのに最適です。例えば、歩きながら”walk”と言ってみたり、料理をしていて何かを混ぜながら”stir”と言ってみたり、洗濯物をしながら”do laundry”と言ってみたりします。
これを続けていると、「あれ?今やってる動作って英語でなんて言うんだろう?」と疑問が湧き、調べ癖が付きます。その結果、自分の動作や身の回りのことに関する語彙をどんどん増やしていくことができます。
覚え方④Picture Dictionaryを使って英単語を視覚的に覚える

一般的な英単語帳では、英語→日本語→イメージの順に単語を認識します。しかし、Picture Dictionaryを使えば、英語→イメージの認識になるため、日本語を仲介せずに英単語を覚えることができます。
Picture Dictionaryで覚える利点は、英語を話すときや聞くときにいちいち日本語訳を考える必要がないので、スムーズに英語が出てきたり、イメージを掴んだりすることができる点です。当然、リーディングにおいても読むスピードが上がります。
日常生活で見かけるものは、画像やイラストで覚えるのが有効だと思います。家の中にあるものを1つ1つ英語で紐付けしていくだけでも相当な単語数になります。
Oxford社を始めとした出版社が視覚的に単語を覚えられるPicture Dictionaryを出していますので、1冊買って勉強するのもいいでしょう。
覚え方⑤PC・スマホでGoogle imagesを使って画像で単語を覚える

Google imagesを使って単語を入力すると、その単語を意味する画像がズラッと出てきます。”bike”は私たちが原チャリとか自動二輪車を思い浮かべますが、英語ではマウンテンバイクという意味なんですね。

英語の単語や文に対して、関連する画像やイラストを貼り付けてオリジナルの単語帳を作るのもいいです。PowerPointで1ページずつ作ってもいいですし、Excelでまとめて作っていくのでもいいと思います。また、先ほど紹介したスマホアプリである単語帳メーカーを利用するのも有効です。
覚え方⑥カテゴリーに分類し、セットで英単語を覚える

英単語をカテゴリーごとに分類し、まとめて覚えていく方法です。まとめて覚えると記憶が整理されやすかったり、自分がよく使う分野を集中的に学習できます。例えば、主婦の方の場合、キッチンに立つことが多いと思いますので、キッチン周辺でよく使う単語をまとめて覚えると効率よく英単語を身につけることができます。
覚え方⑦語源ごとにまとめて英単語を覚える
語源ごとにまとめて単語を覚える方法です。
例えば、”ex”は「外へ」という意味なので、外へ出ていくようなイメージの単語になります。
- exit(出口)
- export(輸出)
- exclude(締め出す)
- extend(拡大する)
語源ごとにまとめて覚えられるような参考書も何冊か出版されているので、チェックしてみるといいでしょう。
覚え方⑧短い文章を読みながら英単語を覚える
初心者には少しハードルが高いかもしれませんが、英文の中で英単語を覚えていくというのも1つの手です。この場合、辞書が必須となります。
教材に関しては、自分の好きな記事を使うといいでしょう。例えば、スポーツが好きな人の場合、スポーツに関する記事を読むことでスポーツ関連の語彙を中心に勉強することができます。
手順は以下のとおりに進めていくといいでしょう。
- 短い文章をサッと読んで知らない英単語を全て書き出す
- 意味を調べて、単語カードに書き出す
- 単語カードと照らし合わせながら記事を読む
- 英単語を覚えるまで単語カードをやる
- 記事を再び読む
中級者以上の方は、英文の中で出会う英単語を1つずつ拾っていくというこの学習方法をやることにより、自分が覚えたい分野の語彙力を飛躍的に向上させることができるでしょう。
覚え方⑨熟語は前置詞と基本動詞のイメージから考える
熟語の覚え方は難しいですが、基本的には前置詞と基本動詞のイメージから考えると理解できるものが多いです。
例えば、”come out”という熟語は、”out(出ていく)”というようなイメージですので、出版社から本が外に出て行く=本を出版するというような感じになります。
やや強引かもしれませんが、慣れるとこの方法で覚えられる熟語が増えてきます。
覚え方⑩私が実践した英単語の覚え方
私がよく実践していた英単語学習法を紹介します。単語の覚え方は人それぞれですが、私の場合、1度単語を覚えても次の日には忘れてしまうことが多い傾向がありました。そこで数日以内に何度も同じ単語を学習することによって、定着を測りました。私が実践した単語の学習法は以下のとおりです。
- まずは一通り(100単語)CDを聞きながら単語帳を進める
- 知らない単語は蛍光マーカーでチェックを入れる
- 意味がわかる単語でも発音が間違っていた場合はチェックする
- 2周目からは蛍光マーカーを引いた箇所を中心に単語を覚える
- 英単語の意味と発音をマスターしたらOK印を入れる
- すべて完全にマスターしたら次の100単語に進む
- 定期的にメンテナンスする

何度やっても覚えられない単語に関しては紙に書いて毎日電車で眺めるようにしていました。わからなかった単語をストックしていくうちに自分のわからない単語だけを集めたMY単語帳が完成します。

紙を半分に折り曲げて英単語だけ見て意味を答たり、反対に日本語をみて英単語を答えます。

英単語の覚え方まとめ|発音できない単語や文は覚えにくい
ここまで英単語の覚え方をまとめてきましたがいかがでしたでしょうか。
最後に英単語や文を覚える際に知っておいて欲しいことがあります。それは、発音ができない英単語や文は覚えることが難しいし、覚えてもすぐに忘れてしまうことが多いということです。
なので、英単語カードを作るときなどもできるだけ発音記号を書いたり、音声機能付きの電子書籍でわからない発音を聞いてみたり、定期的に英単語帳に付属しているCD音声を確認するようにしてください。
今回紹介した英単語の覚え方の中で1つでも参考になるものがあれば、即実践してみてください。
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