「ふつうの平凡な人にはTOEIC900なんて無理じゃないの?」と思っている人のために、900点の壁に到達するための現実的なメソッドを教えるこのシリーズ。
前回の記事PART1では、英語の発音を学習することの大切さについてお伝えしました。
筆者のあごながおじさんも、もともとTOEIC435点からスタートしたわけですが、最初に発音・発声の基礎をしっかり学んだことをきっかけに、「おおっ、急に英語が聞こえるようになりはじめたぞ…!」と、急激なリスニング能力向上を感じたのです。
あごながおじさんは元来飽きっぽい性格です。すぐに効果が出る実感がないものをのんびりと続けていられる性格ではありません。
そんな飽き性のあごながおじさんですが、発音学習の効果については開始してすぐに「ホンモノだ」と感じました。そして実際、発音を学んだあたりからそれまで聞こえなかった言葉・フレーズが理解できるようになってきたのです。
さて、英語発音の基礎を身につけたあごながおじさんが次に取り組んだのは、「ボキャブラリーの増強」、いわゆる単語学習です。
やはり、単語を覚える作業より前に発音の学習を持ってきたのがポイントです。発音の基礎が身に付いていたおかげで、新しく覚える英単語についても正確な発音を意識しながら覚えることができたため、その単語がリスニングで流れても正確に聞きとることができるようになりました。いわば、単語を覚える作業がそのままリスニング対策にもなったわけです。
単語学習についての具体的な方法についてですが、あごながおじさんが絶対的にオススメするのは、以下の手順です。
- まずは一通り(100単語程度)CDを聞きながら単語帳を進める
- 知らない単語は蛍光マーカーでチェックを入れる
- 意味がわかる単語でも発音が間違っていた場合はチェックする
- 2周目からは蛍光マーカーを引いた箇所を中心に単語を覚える
- 英単語の意味と発音をマスターしたらチェックの印を入れる
- すべて完全にマスターしたら次の100単語に進む
- 定期的にメンテナンスする
やはり単語を覚えていく段階でも、CDを聴きながら覚えることが大切です。もちろん、電車の中での勉強だったり、CDを聴きながらでは勉強しにくいシチュエーションもあるので、そういう時は必ずしも聴きながらじゃなくても構いません。それでも構いませんが、はじめて出会う単語はまず一度必ず、CDで聴いて発音を確認するようにしてください。反復学習に移行するのはその後です。
反復学習の段階に移ったら、紙に書いて覚えるのがおすすめです。特に、なかなか覚えられない単語は紙に書きながら覚えるようにしてみましょう。
ちなみにあごながおじさんは、下の写真のようにノートを半分に折って、英単語とその単語の意味を書き、クイズ形式で単語を覚えるようにしていました。

わからない単語だけをノートに書いていくことで、自分だけの単語帳の出来上がりです。このノートで作ったオリジナル単語帳を、電車や暇なときに繰り返しやることで記憶に定着させました。
オススメの単語帳は以下の記事にまとめています。
上の記事では、単語帳にもいろいろなタイプがあって、それぞれ長所短所があることを説明していますが、多くの人に一番オススメできるのは例文暗記型の単語帳です。例文型の単語帳で覚えた単語は記憶に残りやすく、実際の試験問題の中でその単語を目にしたとき、単語の意味をパッと瞬時に理解することができるようになります。
(単語単体で覚えた場合、実際の試験問題の中で目にしても、単語の意味が思い出せなかったり、思い出すのに時間がかかってしまったりすることがあります。なのでやはり、例文の中でおぼえるやり方をおすすめします。)
ちなみに、例文暗記型の参考書で、あごながおじさんが実際に使ったものはコチラです。
この『TOEICテストやたらと出る英単語マスター』は、TOEICに頻出する600の英単語が200の例文の中に凝縮されています。ユニットごとにTOEIC頻出のテーマが設定されており、語句のイメージがつながり、記憶に残りやすい作りとなっています。
また、TOEIC500点以上の人にもっともオススメなのが、『でる単特急 金のフレーズ』です。
この『でる単特急 金のフレーズ』は、収録されている単語やその例文が実際のTOEIC試験問題に非常に近いことで評判です。あごながおじさん自身、試験直前にこの単語帳でおぼえた例文とほぼほぼ同じ内容のフレーズが実際の試験で登場して、非常に驚いた経験があります。
試験形式に近いことのほかにも、『でる単特急 金のフレーズ』には「ポケットサイズで通勤通学中にサクッとできる」というメリットがあります。
価格も安いので、ぜひ一冊手に取ってみてはいかがでしょうか?
単語学習はリスニング対策にも役に立つ
単語をたくさん覚えることは、リーディングの対策にはもちろんのこと、リスニング対策にも役立ちます。理解できる単語を増やすことで、いままでノイズにしか聞こえなかった英語をきちんと理解できるようになるからです。単語を覚えれば覚えるほど、まるで世界が変わったかのような感覚を味わえます。
また今回の記事でもお伝えしたように、英単語を発音ごと覚えることで、リスニングの際よりスムーズに聞こえるようになりますので、ぜひあなたも発音学習と合わせて行うようにしてください。
追記
ボキャブラリーの増強が進んだら、次はいよいよ文法についての勉強がスタートです。文法学習については次の記事にて詳しく解説していきますよ。
文法の勉強ってとても面倒くさいですよね。
ただ、とても意外な事実なんですが、TOEIC初心者にとって一番点数を伸ばしやすい分野というのが文法問題のPART5なんですよ。
TOEIC初心者のあなたも、文法対策のトレーニングを積むことで短期間に点数アップすることができます。
難しい文法書を一周する必要なんてありませんよ。
「TOEIC試験の特徴を押さえた対策」を積むことで、あなたも劇的に点数アップできること間違いなしです!
では、その「TOEIC試験の特徴を押さえた対策」とはいったいなんなのか?
カミングスーン!!
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