TOEIC Part3,4はそれぞれ、会話文とナレーターによる音声を聞いて、その話の内容に関する3つの設問に解答する形式の問題です。
長文音声のため、内容がほとんど理解できないまま解答するなんてこともありますよね。
そこで、ここではTOEIC3,4の対策と高得点を取るための勉強法を紹介します。
本文を読んで問題の解き方のコツや、日頃からやっておきたい勉強法を確認しておきましょう。
Contents
TOEIC Part3,4の解き方
TOEICのPart3,4を解く時のちょっとしたコツを紹介します。
TOEIC Part3,4は問題シートには、本文は書いておらず、設問と選択肢のみが掲載されています。
TOEIC Part3,4の解き方として、意識すべきことは次のとおりです。
- 設問と選択肢を先に読む
- 音声が流れているときは集中して聞く
- 設問の読み上げは無視する
- 問題を解き終わったらすぐに次の設問と選択肢を読む
設問と選択肢を先読みする
TOEIC Part3,4には、設問と選択肢が問題用紙に記入してあります。
まず基本的なこととして、音声が流れる前に設問と選択肢にザッと目を通しておいてください。
設問や選択肢を読んでおくことで、英語を聞く前にある程度どんなことが話されるのかを予測できることもあります。
また、設問にはよく出るパターンがあるので、予め覚えて知っておくことで設問を読む時間を割くことができる可能性があります。
- What is the conversation mainly about?(その会話は何について話されているものですか。)
- Where most likely is the conversationg taking place?(その会話はどこで行われていると考えられますか。)
- Why is the man calling the woman?(なぜ男性は女性に電話しているのですか。)
- Who mostly are the speakers?(話し手はどんな人だと考えられますか。)
TOEIC公式問題集や、模試テストを解き続けていると同じような設問が多くあることがわかるでしょう。
音声が流れているときは集中して聞く
リスニングを聞きながら問題を解く方法もありますが、設問や選択肢に気を取られ音声を集中して聞き続けることができないためあまりおすすめできません。
音声が流れているときは音声に集中して聞き、音声が終わったあとに一気に3問解くのがいいでしょう。
設問の読み上げは無視する
会話文やナレーターによる音声が流れたあと、設問が1つずつ読み上げられます。
しかし、既に先読みをしているのでわざわざ設問を聞く必要はありません。
問題を3問解いたら、すぐに次の問題を解くようにしましょう。
問題を解き終わったらすぐに次の設問と選択肢を読む
設問1問の読み上げは約5秒でその後インターバルが8秒置かれます。
つまり、約13秒のインターバルが3問分あるわけです。
試験を受けていると必ずわからない問題が出てくると思います。その場合、くよくよせずに適当にマークして次の問題の設問と選択肢を読む時間を優先させましょう。
最後の設問が読まれるときくらいには次の設問と選択肢を読むようにしましょう。
13秒あれば、結構余裕を持って設問と選択肢を読めるのではないかと思います。
TOEIC Part3,4で高得点を取るための勉強法
まず始めに言っておかなければならないことは、英語初心者がTOEIC Part3,4で高得点を取るのは非常に難しいです。
TOEIC Part3,4の対策は、TOEIC Part1やTOEIC Part2で紹介している勉強をしてから取りかかるべきです。
ここでは、発音やリピーティングをマスターしている人向けにTOEIC Part3,4で高得点を狙うために取り組むべき勉強法を紹介します。
シャドーイング
シャドーイングは、英語音声に続いて、音声をまねるようにして発話するトレーニング方法です。
公式TOEIC問題集のPart3,4を使ってシャドーイングをするのがおすすめです。Part3,4のシャドーイングを1冊全てやりきることでリスニング力は飛躍的に上がります。
また、TOEICは似たような問題が多く出題されます。公式問題集をやり込んでおくことで、本番でも似たような問題が結構出てきます。
音声教材を完璧にコピーできるまで何度も繰り返しやりこむようにしてください。
英語シャワー
シャドーイングした教材や、TOEIC音声を中心に8割くらい理解できる英語を多聴します。
TOEIC本番でも、たくさんの英語を聞き取ることになりますが、日頃から理解できる英語をたくさんインプットすることで本番でもリスニング力がアップします。
朝起きてから夜寝るまでできる限り英語に触れるように心がけてください。
発音や音声変化、リピーティング、シャドーイングがしっかりできるようになった段階で膨大な英語を聴くことでリスニング力が一気に向上します。
TOEIC教材以外で英語漬けになる教材として、長期休み以外平日毎日PodcastにアップされるCNN 10やアルクのNo.1英語教材、1000時間ヒアリングマラソン、難易度は高いですが映画の鑑賞もいいでしょう。リスニングの仕上げだと思って膨大な量の英語を聴き続けてください。
まとめ
TOEIC Part3,4はハッキリ言えば、高いリスニング力がなければ高得点を狙うのはほぼ不可能です。
なので、普段からしっかりと勉強をして少しずつ力をつけていく必要があります。
TOEIC対策云々よりも、日々継続してシャドーイングをしたり、英語を多聴する時間を増やしたりするのが、結局は点数アップへの一番の近道だと思います。
TOEIC Part3,4ができるようになればノンネイティブ同士の会話であれば楽にできるようになりますし、ネイティブの人の英語も多少なりとも理解できるようになります。
なので、難易度は高いですがなんとか継続的に学習して高得点が取れるように頑張ってみてください。
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