
英会話をする手段は、オンライン英会話以外にもあります。しかし、今はオンライン英会話の人気が圧倒的に高いです。
その理由の1番の要因は1レッスン200円前後で受講できる料金の安さにあると思いますが、他にもオンライン英会話を受けるメリットはたくさんあります。
その一方でオンライン英会話にはデメリットも存在するため、ここではオンライン英会話のメリットとデメリットについてまとめていきたいと思います。
Contents
オンライン英会話のメリット
早速オンライン英会話のメリットについて解説していきます。オンライン英会話のメリットはザッとまとめると以下のとおりです。
- 料金が通学型英会話スクールより断然安い
- 毎日受講することができ、回数をこなせる
- 好きな教材を使える
- 先生の変更が可能
- 24時間365日、場所を選ばず好きな場所で受講できる
- 復習データが残る
- チャットを使ったり、写真を送ったりできる
- 無料体験レッスンが受講できる
料金が通学型英会話スクールより断然安い
オンライン英会話を利用する最大のメリットはコストパフォーマンスが非常に高いことです。通学型の英会話スクールでレッスンを受けるよりも、圧倒的に料金が安いです。
まずは、英会話スクールでマンツーマンレッスンを選択した場合の料金を見ていきましょう。
英会話スクールの料金(マンツーマンレッスン)※2017年11月現在

それでは、オンライン英会話の1レッスン(25分)当たりの料金を見てみましょう。
オンライン英会話の1レッスン(25分)当たりの料金※2017年11月現在

英会話スクールでのマンツーマン1レッスンが、オンライン英会話の1ヶ月の料金と同じか高いぐらいになります。
もちろん、英会話スクールではネイティブと対面でレッスンを受けることができるメリットがありますので、「高いから英会話スクールはだめだ。」と一方的に決めつけることはできません。ただ、オンライン英会話であれば、英会話スクールよりもはるかに安い料金で英語を話すことができるというメリットがあります。
毎日受講することができ、回数をこなせる
通学型の英会話スクールが週に1~2回のレッスンなのに対して、オンライン英会話では毎日レッスンを受講することができます。
多くのオンライン英会話のメリットとして、毎日受講しても料金は定額であるということが挙げられます。ここで、改めて各オンライン英会話の1ヶ月当たりの料金表を確認してみましょう。
オンライン英会話スクール名 | 月額料金(1日1レッスン) |
DMM英会話 | 5,980円 |
レアジョブ | 6,264円 |
ネイティブキャンプ | 5,500円 |
hanaso | 6,264円 |
ラングリッチ | 6,000円 |
産経オンライン英会話 | 5,980円 |
ECCオンライン英会話 | 6,900円 |

当然ですが英語に毎日触れることが英語上達への第一歩です。早く効果を得たい人は毎日レッスンを受けるのがマストです。なので、毎日レッスンの受講ができるオンライン英会話は英語学習に最適なのです。
好きな教材を使える
通学型の英会話スクールでは最初にテキストを購入するため、後から教材を変更しようとしても追加で費用がかかってしまったり、そもそも講座の内容的に変更ができないこともあります。
それに対してオンライン英会話では、好きな教材を好きなときに使用できるというメリットがあります。
- 発音・アクセント
- ボキャブラリー
- 文法
- 日常会話
- ビジネス英語
- 旅行会話etc

オンライン英会話では、基本的に教材を無料で提供しています。好きな教材を好きなときにウェブ上でダウンロードすることができて非常に便利です。
講師の変更が可能
英会話だけに限りませんが、
- この講師、微妙だなぁ
- この講師、威圧感があって喋りづらい
- なんとなく気が合わない講師だなぁ
- もっとルックスの良い講師がいい!
といった経験はあると思います。外国人講師も人間ですので、どうしても性格や話し方、ルックスに合う・合わないは出てきてしまうことがあるかもしれません。

オンライン英会話であれば、講師を変更することができます!というより、オンライン英会話では予約時に好きな講師を選択してレッスンを受けることになるので、毎回講師の変更が可能です。もちろん、お気に入りの講師が見つかれば続けて予約をすることもできます。

24時間365日、場所を選ばず受講できる
オンライン英会話によっては、24時間365日いつでも好きなときに受講できるところもあります。また、たとえ24時間営業ではないとしても早朝から深夜まで運営しているオンライン英会話が多いです。
なので、自分のライフスタイルに合わせて、受講時間を決めていくことが可能となります。

また、オンライン英会話は通学する必要がないのでパソコンがあればどこでも受講することができます。
さらにスカイプ等のアプリを使ってレッスンを受けるため、スマホやタブレットがあれば、家でなくても近くの公園や車の中でも受講することができます。
復習データが残る
オンライン英会話では、講師がスカイプ等のチャット欄を使っていろんなフレーズを残してくれます。スカイプのチャットはレッスンが終了した後も残るので、講師が教えてくれたフレーズを復習することができます。
他にもオンライン英会話によっては復習教材を残してくれるところもあります。DMM英会話では、レッスン内で使った単語やセンテンスを一覧形式で残してくれます。

チャットを使ったり、写真を送ったりできる

日本の桜は綺麗だよって!百聞は一見にしかずなので写真を送っちゃいました。
写真を送ることで話が盛り上がることが多いです。また、学校の宿題などでわからない部分をスキャンしてみてもらうこともできちゃいます。
無料体験レッスンが受講できる
ほとんどのオンライン英会話で、入会する前に無料体験レッスンを受講することができます。

オンライン英会話のデメリット

オンライン英会話には多くのメリットがあるのはおわかり頂けたかと思います。しかし、オンライン英会話ならではのデメリットも確かに存在します。
そこで、ここではオンライン英会話のデメリットについてまとめてみたいと思います。オンライン英会話を始める前にしっかりとデメリットとその対処法について確認しておいてください。
早速オンライン英会話のデメリットについて解説していきます。オンライン英会話のデメリットはザッとまとめると以下のとおりとなります。
- ネット環境の問題
- 学習プログラムの欠如
- 講師に関する不満がある
- 1レッスン当たりの受講時間が短い
- 受講した満足感だけで終わってしまう
ネット環境の問題
オンライン英会話では、基本的に講師と生徒がスカイプ等のアプリを使ってレッスンを行います。そのため、インターネット回線の状況によっては相手の音声が聞こえづらかったり、雑音が入ってきてスムーズな会話を妨げられることがあります。

僕自身、一度だけ通信障害で相手の音声が全く聞こえないということがありました。スカイプのチャットで聞こえない旨を相手の講師に伝え、緊急時サポートデスクに連絡を取ることで、レッスンの代替チケットをもらうことができました。
しかし、基本的には問題なく会話できます。万が一音声が聞こえないといった問題が起きてしまった時でもサポート体制の整っている運営会社であれば迅速に対応してくれます。
DMM英会話ではトラブルがあった時にすぐに対応してくれるサポートが整っている!
学習プログラムの欠如
オンライン英会話では、自分の好きな教材を使って好きな時にレッスンを受けることができるというメリットがある反面、受講管理を全て自分でやらなければなりません。当然、担任のようなサポートをしてくれる人もいないため、人によっては大きなデメリットになってしまうかもしれません。

オンライン英会話を有効に活用するために大切なことは、自分に合った教材を使用することです。そのため、オンライン英会話を選ぶ際に、目的別・難易度別に教材が用意されているかなど、自分に最適な教材を見つけることができるシステムがあるかどうかを確認しておくようにしてください。
レアジョブ英会話ではレベル別カリキュラムが用意されている!
フィリピン人講師に関する不満がある

- 人気講師の予約が取りづらい
- 講師の質にバラつきがある
- 発音が訛っている
それでは、1つずつ詳しくみていきましょう。
人気講師の予約が取りづらい
オンライン英会話では、基本的にどの時間でも予約を取ることが可能です。しかし、人気講師となると話は別で予約が取りづらくなります。
人気講師に関して言うと、たとえ1度予約がとれたとしても、続けて同じ人気講師の授業を受けるのが難しいでしょう。そのため、継続的に同じ人気講師からレッスンを受けるのは難しいと言わざるを得ません。
オンライン英会話では、毎回同じ人気講師からレッスンを受けるのではなく、いろんな講師と英会話をしていくというスタイルになってしまうと思います。
講師の質にバラつきがある
オンライン英会話に限った話ではありませんが、講師の質にはバラつきがあります。
ただ、どのオンライン英会話にも人気講師でなくても、指導の上手な講師はたくさんいます。良い講師に巡り合うためには、以下のシステムがあるオンライン英会話を選ぶべきだと思います。
- 受講者自身がレビューや口コミで講師を評価し、それを閲覧できる機能
- 自分の目的・難易度に合わせて講師を選べる絞り込み検索機能
例えば、DMM英会話では、受講者自身がレッスンを受けた講師に対して5段階評価とコメントを残すことができるようになっており、他の受講者もそのレビューをチェックすることができるようになっています。また、DMM英会話とレアジョブ英会話
では、初心者向け講師などの絞り込み検索機能を使って自分に最適な講師が見つかるようなシステムがあります。

発音が訛っている
オンライン英会話の講師の多くはフィリピン人であり、ネイティブとは発音が異なることが多いです。ただ、ネイティブの中でもブリテッィシュイングリッシュやアメリカンイングリッシュがあるとおり、問題は受講者自身が標準的な発音の基準をどこにおくのかだけだと思います。
もしアメリカンイングリッシュを学びたければ、ネイティブプランがあるオンライン英会話を選ばなければなりません。しかし、英会話を上達させたいという目的であれば、発音の訛りは全く気にする必要はないと思います。

ただし、発音の教材を使ったレッスンを受ける場合の講師選びは注意が必要です。その場合は、自分の学びたい英語(アメリカンイングリッシュやブリテッィシュイングリッシュ等)を明確にしてから講師選びに入ったほうがいいでしょう。発音だけはネイティブの講師に教えてもらうのもいいかもしれませんね。
個人的にはオンライン英会話を利用する上で、講師に関するデメリットはそこまで大きくないと思います。
1レッスン当たりの受講時間が短い
オンライン英会話は、通学型スクールより、1レッスン当たりのレッスン時間が短いというデメリットがあります。基本的には、1レッスン25分となっています。毎回講師が変わるため、自己紹介の時間等を含めると25分はあっという間に過ぎてしまいます。
25分の間にいかにアウトプットできるかが勝負です。レッスン中は、失敗を恐れずどんどん話すようにしてください。また、講師によっては一方的に話し続ける人もいます。そんな時は話を遮っても全然問題ありません。
僕自身、アメリカの大学に通っていましたが、講師の話を遮って自分の意見を言う生徒がたくさんいました。また、講師もその姿勢を評価していました。反対にボーッと話を聞いているだけだと、「この人、やる気あるのかな?」や「本当に理解してるのかな?」などと思われてしまうこともあります。

受講した満足感だけで終わってしまう
オンライン英会話では、毎日受講ができるというメリットがある一方で受講することだけで満足してしまう人もいます。
英語はインプットとアウトプットの両方を鍛えていくことで、会話力がついていきます。なので、毎回新しい表現を使ってみたり、前回のレッスンで受けた内容を復習して次のレッスンで使ってみるなどして、表現を1つずつ増やしていく必要があります。

オンライン英会話で毎回新しいフレーズを習得していくことで英会話力がどんどんついてきます。独学だとインプットをして終了になってしまいますが、オンライン英会話では学んだことをアウトプットすることができます。是非学んだことをどんどんオンライン英会話で話すようにしてみてください。
まとめ
ここまでオンライン英会話のメリット・デメリットをまとめてきました。

たしかにデメリットは存在するものの、リーズナブルな月額料金・教材の量・講師の質・便利さなどを総合的に考えると間違いなくオンライン英会話は英語学習の中で最もおすすめな学習ツールです。