ボクシングの村田諒太に学ぶ、メンタルの整え方・願望達成のステップ

この夏あごながおじさんが一番嬉しかったのは、ボクシングの村田諒太選手が王座を奪回して世界一の座に返り咲いたことです。

村田選手といえば、ただ単に強いボクサーというだけでなく、“哲学的”な姿勢で試合に臨むことで有名です。(この点イチロー選手に似ていますね)

彼の試合へ臨む姿勢や、練習に対するストイックさについては、格闘技関係者のみならず、ビジネスマンの間でも注目されるところです。

いつも英語の勉強法について書きつづっているこのブログですが、今宵は“世界で戦う日本人特集”ということで、数々の世界戦で勝利を積み重ねてきた村田選手について研究し、英語の勉強にも通じる知恵を探り出していきたいと思います。

未来日記。それは“夢を現実的目標”に落としこむ科学的管理法

日本人として史上二人目となる、ミドル級世界制覇を達成した村田選手、その偉業を支えた彼の行動習慣として有名な「未来日記」。

(ボクシングに詳しくない人のためにちょっとだけ解説すると、ミドル級というのは世界で最も選手層が厚くて、優秀な選手が集まる階級で、“超危険地帯”とも揶揄される激戦区です。小柄な日本人はライト級以下では数多く活躍していますが、重量級に近くて選手層も厚いミドル級でアジア人が勝ち上がるというのは本当にすごいことなのです。)

この「未来日記」というのは、「自分が将来実現したい目標や願望を“すでに達成した過去”の形式で日記化する、そうすれば叶えたい夢や、達成したい目標を現実化できる」というものです。

「そんなのスピリチュアルの世界の話でしょ?」と思われるかもしれないですが、「未来日記」の効果は脳科学の観点からも「最も効率的なタスク管理手法の一つ」として着目されています。

けっこう有名な話ですが、ハーバード大学で1970年代に行われた調査では、学生時代に将来の夢や目標を紙に書いていた人はそうでない人に比べて数十年後の収入が10倍も高かったという結果が出てるみたいですね。

ただ単に願望や目標を紙に書くだけでも脳に強く刻み込まれるので、Todo管理としてはそれだけでも十分強力なのですが、さらにその願望や目標を「すでに起こったこと」として書くことで、脳の中では

「将来のことではなく“もう現実化したこと”」と認識(錯覚?)される

→書いた時点からの行動・思考が「もう欲しいものを手に入れた自分」だという前提で行われるように自然と最適化される

→数ヶ月、数年後には、いつのまにか願望や目標が達成されている

というプロセスが起こるみたいですね。

なにしろ「脳は想像と現実の区別がつかない」ので。

ほら、寝起き直後の寝ぼけてる時とか、たまに「さっきまで見てた夢が、本当に夢だったか現実だったかはっきり分からない」こととかありませんか?

僕は爆睡したときとか結構こういう体験をします。最近も起きる直前、部屋の隅にゴキブリを見つけた夢を見て、たぶん夢のはずなんだけど、もしかしたら現実だったかもしれない…とモヤモヤしたり。

脳って「それが確実に想像だった」っていう証拠をいくつも突きつけられないと、現実と区別がつかなかったりするもんですから、「空を飛ぶ夢」だとか、寝てる時に見る夢はだいたい荒唐無稽のファンタジーなので、さすがに「夢だったな」ってわかりますけど、ノートに書いた目標なんかだとあながち荒唐無稽でもないので、「脳がだまされる」現象が起こったりするわけです。

夢以外にも、ジャッキーチェンの映画とか見たら自分も強くなった気がして、肩で風きって歩いたりしますよね?(余談ですが、上映直後の映画館とか行くと、出てきた人がみんな肩で風きって歩いてたりして、「あ、ヤクザ映画観てきたんだなー」って一発でわかって面白いですよ。まさに「脳が騙される現象」の標本を観ている気分ですね。)

「それにしても、本当にそんな都合よく進むのか?」って思うかもしれないですが、村田選手も試合に臨む際、試合で“勝った”イメージを日記に書いて練習に臨むということをしていたみたいで、その書き方もやはり「未来日記」の形式。細かい部分は思い出せないですが、たしか「最後のラウンドで頭を振って相手のパンチをよけながら、うまくストレートを入れることができました。結果、判定で勝つことができました。ありがとうございました」みたいな書き方をしていたと記憶してます(細部は違うかもしれませんが)。ただ単に「勝った」というだけじゃなくて、「勝ち方まで具体的に書いてるな」と思いませんか?

ちなみに村田選手の「未来日記」の効果のすごいところは、ただ単に「日記に書いた通りに試合に勝てる」というだけでなく、「ノートに書いたのとほぼ同じ試合展開で勝ってきた」ということです。

おそらく、試合で意識すべきことを脳に刻み込んで試合に臨むことで、カラダが想定通りの動いてくれるのでしょう。

ボクシングのように、相手がある競技でもイメージ通りの結果が得られるとすれば、たとえば英語の勉強のような、ほぼ“自分との戦い”の要素が強い目標ならもっと簡単に目標達成できるはずです。「毎日3時間、発音と文法をメインに英語の勉強をした結果、観光地で外国人に声を掛けて友達になれるぐらいに成長できました。ありがとうございました。」とでも書いておけば、順調に英語を話せることができるようになっていくはずです。

<続く>

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