くそ、また三日坊主だ・・・。
過去に僕はこのような経験を何度もしてきました。今日は、やりたいことや目標が見つけられないという人、目標はあるけどすぐに挫折してしまう人のために「目標の見つけ方」と「目標を達成する方法」を紹介したいと思います。
Contents
5段階の欲求
ただ「他の人もやっているし、自分もやってみよう」だと長続きはしないのは、ほとんどの人が経験していることでしょう。目標を達成するには、「〜したい」という強い欲求が必要なのです。欲求は、その人を目的地まで誘導する、いわばガソリンのような存在なのです。
マズローによると、欲求は5段階に分かれています。この5段階の欲求を知ることで、自分はどの欲求を満たしたいのかを発見することができます。
- 生理的欲求
- 安全欲求
- 社会的欲求
- 尊厳欲求
- 自己実現欲求
「生理的欲求」は、生きていくための基本的・本能的な欲求、つまり、食欲や睡眠欲のことです。この欲求が充たされると「安全欲求」を求めるようになります。
「安全欲求」には、安全・安心な暮らしがしたいや危険に巻き込まれたくないという欲求です。
「安全欲求」が充たされると、「社会的欲求」を求めるようになります。つまり、仲間を作りたいやコミュニティに属したいという欲求です。
ここまでの欲求を充たされると「尊厳欲求」を求めるようになります。上記3つとは、違い自分自身が他者から認められたいという想いが出てきます。
「尊厳欲求」が充されると、「自己実現欲求」が生まれます。自己実現欲求は、自分の能力を発揮して何かを創造したいという想いに駆られることになります。自分を強烈に表現したいというのも、自己実現欲求の1つです。
最初にどの欲求を満たしたいのかを知るためにマズローの5段階の欲求を紹介しましたが、これから具体的に自分が何をしたいのか知るための方法を説明します。
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自分が何を欲しているのかをリスト化する
欲求を明確にすることで、自分が何に対して成功を成し遂げたいのかがわかってきます。自分のしたいことをとにかく紙に書き出してみてください。5段階の欲求に分けてそれぞれ考えてみるのもいいでしょう。リスト化するメリットは次のとおりです。
- 自分のしたいことがハッキリする
- 数ある欲求の中でも何が1番やりたいことなのかがわかる
- より自分のしたいことへの執着心が増す
- 自分のしたいことに挑戦したいという想いが出てくる
他にも、友人に相談してみたりすると、「実は自分はこんなことがしたかったんだ。」と気づきを与えてもらえることもあります。
自分のしたいこと、つまり欲求を明確にしたところで目標設定に移っていきたいと思います。
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目標を設定する
既に自分のやりたいことが明確になっている人は、目標設定から進めていけばいいでしょう。
目標設定の方法としては、まず先ほど出した欲求の中で優先順位をつけていきます。順位をつけることができたら、どの欲求から満たしていくかを決めてください。通常、優先順位が高ければ高いほど、自分がやりたいことであるから、上位のほうから選んでいくのが普通でしょう。僕の場合は、1つずつやっていきたいタイプですが、人によっては上位3つを並行して行い、1つ終わったら4位の欲求に手を出すという人もいます。
目標をいつまでに達成するか?
自分の目標を達成するためには、いつまでにやるかという期限を設定することが大切です。そうでないと、だらだらとやることになり、結局目標に届かず挫折するパターンに陥ってしまいます。
目標は3つに分けて設定するのがいいです。しかし、短期間で目標が達成できるものに関してはこの限りではありません。
- 長期目標:ゴール
- 中期目標:ゴールまで長すぎて具体的なイメージが湧きにくい。そこで半年後、1年後にどうゆう成功を収めるかを目標化させる
- 短期目標:長期目標と中期目標を達成するために何をすればいいか月単位に落とし込んでいく
例えば、英語を2年で話せるようになりたいと思ったときに設定する目標は、次のとおりです。
- 長期目標:2年間で通訳なしでも英語で仕事ができるようになる
- 中期目標:半年でTOEICのSWテストで120点, 1年で150点
- 短期目標:1ヶ月目は、単語2000語習得と英文本書1冊,2ヶ月目で瞬間英作文をコンプリートさせる・・・
目標を設定するときの注意点としては、あまり欲張りすぎないことです。たとえば、3ヶ月で英語ペラペラになると目標を立てても、現実的に難しく、失敗に終わりやすいでしょう。失敗すると、挫折感や劣等感を感じることがあり、自信を失ってしまう可能性があります。
自分ができそうな目標を立て、それをクリアしていくことで達成感を得ることができます。小さな成功体験を繰り返すことが、自分のモチベーションを高めていくことにつながります。
また、目標を定めたら徹底することも大切です。目標を常に心にとどめておけるように壁や机といった自分の見えるところに目標シートを貼って。見える化しておくといいです。トイレに目標を貼っておけば、朝と夜は必ず見ることになるのでおすすめです。
目標と現状のギャップを知り、解決方法を見つける
目標があるということは、現状との間にギャップがあるという意味にもなります。そのギャップは何なのかを考えることが大切です。なぜなら、問題点を発見することができれば、それを埋め合わせる努力をすればいいだけであるからです。
例えば、英語を話せるようになりたい大学生がいるとします。大学受験のときに英単語や英文法をかなり勉強してきました。しかし、英語を話すことが全くできません。
つまり、彼の問題点の1つは「アウトプット不足」にあります。その問題点を解決するためには、話すためのトレーニングである瞬間英作文をやるべきです。問題点を発見することで、「今後やるべきこと」が明確になってきます。
もちろん、問題は1つだけではないと思うので、目標と現状の間にある問題点を考えてみましょう。
問題点:
- 相手の言っていることがわからない
- 自己紹介はできるが、それ以上話すのは難しい
- 外国人と何を話したらいいのかわからない
- 人見知りなのでそもそも会話が続かない
- コミュニケーションをとるのが苦手
こんな感じに問題点が出てきたら、それぞれの問題を解決していくことで目標とのギャップがなくなってきます。
正直、英語の勉強法であれば調べればいくらでも出てきますし、外国人と話すネタや人見知りを克服する方法も調べれば出てきます。そういった類の書籍もたくさんあるので、解決することは可能です。とにかく自分で情報を仕入れる努力をしてください。だいたいの情報は手に入れることができるはずなので、あとはやるかやらないかという自分の意志次第です。
実行するための計画を立てる
ここで立てるのは、5W1Hに沿った計画です。これまでの考察で、問題を解決するために何を(What)どのように(How)やるべきかを明確にすることができるようになったと思います。あとは、具体的になぜやるのかや、どこでやるのか、いつやるのかを明確にすることで自分のやるべきことをより徹底してできるようになります。全て文字にしてトイレの目標シートの下に貼っておくことをおすすめします。
- What:発音・リピーティング・シャドーイング
- Why:言えない音は聞こえないということが証明されている
- Who:自分
- Where:自宅もしくは、人のいない公園
- When:毎日1日15分
- How:それぞれ参考書を使う
朝起きたときに今日やることを宣言する
自分ひとりで目標へ進むのがときに難しくなるときが必ずあると思います。誘惑に負けてしまうことも多いでしょう。なので、先に今日何をするか宣言しておくことはいいことだと思います。信頼できる人がいるなら、その人に言うといいでしょう。また、SNSを利用して、「今日は〜をやります!」と投稿しておけば、大人数の人に向けて宣言することができます。自分に近い目標を持った友達がいれば、コメントを返してくれることもあるので、ますますやらなければいけない状況を作ることができます。
僕自信、大学時代に英語の勉強をしていたとき、ツイッターで英語専用のアカウントを作り、僕と同じような英語学習者をフォローし、お互いに1日にやることを宣言したり、ときには励ましあったりしていました。正直言うと、彼らに負けたくもなかったし、英語を勉強していく上で、支えにもなりました。
自信を持つ
マインド的な問題になりますが、目標を達成するためには自信を持つことが重要です。イギリスのコメディアンであるチャールズ・チャップリンの言葉に感銘を受けたので紹介します。
人に大切なのは、自信を持つことだ。私が孤児院にいたとき、腹をすかせて街をうろついて食いものをあさっていたときでも、自分では世界一の大役者ぐらいのつもりでいた。つまり勝ち気だったのだ。こいつをなくしてしまったら、人はうち負かされてしまう
引用元: チャールズ・チャップリン
自信がない人でも、目標に向かってとりあえず始めてみることが重要です。始めてみると、小さな成功体験を何度も得ることができます。その成功体験がやがて自信に変わってきます。
また、目標達成に不安があれば、何が問題なのかを再度探ってみてください。もしかしたら、先ほど出した問題点に対する解決法が間違っていたなんてこともあるかもしれません。
再度英語の例を出すと、「相手の言っていることがわからない」という問題点に対して、「英語をたくさん聞く」という解決法を設定したとします。ところが、いくら英語を聞いても英語が理解できるようになりません。それでますます不安になってきます。この不安を解決するために、再度リスニング力を高める方法を調べてみると、「発音の習得」や「リピーティング・シャドーイングトレーニング」を優先的にやるべきということがわかります。当初決めた問題点を解決する方法が間違っていたことに気づくだけでも、ネガティブな感情は消えていきます。
時々点検する
自分が着実に目標に向かっていくことができているのかを定期的に点検するといいでしょう。英語であれば、英検やTOEICのテストを受けることで結果がわかるでしょう。
もし必死に取り組んだものの、何ヶ月経っても変化がない場合は、実は当初問題点だと思っていたことが見当違いだったり、問題解決法が間違っている可能性があります。あまりにも短期間だと間違いに気づくのは難しいですが、できるだけ間違いを修正して目標へ向けて正しい努力をできるようにしましょう。
最後に
僕は、学生時代にいろんな講演会やセミナーに参加しました。決まって言われたのが、「目標を設定したら、とにかくそこに向けて頑張れ!」ということです。しかし、僕の場合、目標を設定してそこに向かおうとしてもすぐに挫折してしまうことが多かったです。
今考えれば、自分がやりたいことではないことをやっていたり、目標達成までにやらなければならないことを見出すことができていませんでした。いきなり目標に向かって何をすればいいのかもわからないまま、とりあえずみんながおすすめすることをなんとなくやっていたことが原因だということがハッキリとわかります。
ここまで述べてきたことを簡単に整理したいと思います。
- 自分の欲求(やりたいこと)を知る
- 欲求に優先順位をつける
- 目標を設定する
- いつまでに目標達成を成し遂げるか期限を設定する
- 目標とのギャップを知り、問題点を解決する方法を考える
- 実行するための計画を立てる
- とにかくやる
- 時々点検する
今何かに躓いていたり、モヤモヤしている人は是非参考にしてみてください。
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