英会話の勉強をしようと思っても何から始めればいいのかわからないものですよね。
実際に勉強し始めても、「自分のやっている勉強方法は正しいのかな」と不安になってしまうこともあると思います。
できるなら、具体的な勉強方法を知ってから学習を進めていきたいものですよね。
英会話はいくつかの勉強方法を実践することによってどんどん上達していきます。
私ことあごながおじさん自身、「独学で英会話ができるようになるためにはどうすればいいのだろう?」と苦闘してきました。そしてその中で「この勉強法を実践していけば英会話ができるようになる!」ということを自身の経験から学びましたので、本文で具体的なやり方を紹介していきます。
これから英会話の勉強をしようと思っているのであれば、本文で英会話の勉強方法を知り、実際にやってみましょう。
Contents
英会話ができるようになるとはつまりどうゆうことか?
英会話を始める前に私が考えたこと
英会話ができるようになるためにまず私が考えたことは、以下のようなことでした。
- 単語帳や文法書をやる
- 英会話教室に通う
- 語学留学をする
- 外国人の友達を作る
ただ、これではものすごく漠然としていて具体的にどのように勉強をしていけばいいのかよくわかりませんでした。
単語帳や英文法の勉強は大学受験のときに嫌というほどやっていたにも関わらず、全く英会話はできるようになりませんでした。
なので、単語帳や英文法書をやるのは「ただ英語の勉強をする」だけであって、決して「英語を話せる」ようにはならないと感じていました。
そして、私は大きな壁にぶつかりました。そもそも英会話ができるようになるというのは具体的にどのようなことを指すのかということについてです。
英会話ができるようになるとは?
あごながおじさんなりに考え抜いた結果、「英会話ができる」というのは、2つの要素ができたときに実感できるのではないかと思います。
- 相手の言っていることを完璧に理解できる
- 自分の言いたいことを相手に伝えることができる
1つ目は相手の言っていることを理解できるようになるということです。相手の言っていることがわからなければ英会話は成り立ちませんよね。
なので、リスニングに関してはほぼ100%相手の言っていることを理解する力をつける必要があると思いました。
2つ目は自分の言いたいことを相手に伝えることができるようになるということです。
リスニングに関しては相手の言っていることを100%理解できることが必要なのに対して、話す力は100%正しい表現で伝える必要はないと思いました。
もちろん、完璧にできれば理想ですがそれができるようになるには何万語とある英単語を覚える必要があり、何年も努力し続けなければなりません。
初心者が独学で目指すべきところは、多少表現が間違ったり、言いたいことに関する単語がわからなくても回りくどく説明して相手に理解してもらうことができるようになることだと思いました。
そこで、リスニングをほぼ100%理解することと言いたいことを伝える力をつけるためには何をすればいいのかを考え、具体的にまとめてみました。
初心者が独学で英会話を進めて行くための手順

英会話の勉強を進めていくスケジュール表
上の図は具体的に英会話ができるようになるために進めていく勉強の手順です。
このスケジュールに従ってリスニング力とスピーキング力を磨いていきます。
発音は視覚的な教材を利用して習得する
発音を勉強するときは、口の開け方がわかるテキストやDVD教材を利用して習得するようにします。
英語の発音が正しくなる本では、テキストには正面と横のアングルからみた口の開け方が載っています。さらに、DVDを見ればそれぞれの発音記号をどのように発音するのかを動画で確かめることができます。
また、それぞれの発音記号に対して単語の例がいくつも掲載されています。
もしくは、研伸館さんがyoutubeにアップしている動画であれば無料で発音するときの口の開け方を確認することができます。
口の開け方を見ないで独自の方法でやろうとすると正しい発音を身につけるのが難しくなります。
正しい発音を身につけないと、相手の言っていることが理解できなかったり、正しい文法を使って発話しても相手に理解してもらえないといったことが起こります。
英語の発音は約50個習得するだけですので、きちんとやるようにしましょう。
シャドーイングで正しい発音と語彙・文法を習得する
シャドーイングは、音声に続いて影のように追いかけて声を出すトレーニング方法です。
- 日本人的発音から脱却し、英文の中で正しい発音を身につける
- 単語やフレーズを暗記するだけでなく、使えるように自動化する
もう発音の勉強をしている人は、個々の発音の仕方を習得しているので、次は英文の中で読まれる音を再現するトレーニングをします。
まずは音声を自分の口で正確に再現できるようになるまで繰り返し練習します。
音声が再現できるようになったら、負担が減るので英文の意味にも意識を向けることができるようになります。
英単語やフレーズに意識を向け、英会話で使えるようになるまで繰り返し練習します。
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英単語の習得方法
単語帳を丸暗記しても、なかなか英会話の中で使えるようにはなりません。
単語帳のように英語と日本語を対訳で学ぶのはリーディングにはいいですが、英会話にはあまり有効ではありません。
日常会話の中で使われる英文の中で英単語を覚えていくことで、使える英語が身につきます。
なぜなら、それぞれの単語は別の単語とセットで使うことが多いからです。
例えば、動詞の”drive”は”a car”とセットで使われることが多いので”drive a car”を1つのかたまりとして覚えておくと自分の口からスムーズに出るようになります。
スタディサプリ ENGLISHでは、日常会話で頻繁に使う文のかたまりが多く出てきます。
なので、スタディサプリENGLISHをやりながら、英文の中で英単語を覚えていくのがいくようにしましょう。
具体的な定着のさせ方として、まずは簡単に意味を確認した後、シャドーイングを繰り返し行うことによって記憶に定着させます。
英文法の習得方法
英文法それ自体の学習は、世界一わかりやすい英文法の授業をサッと読んで終わらせます。
解説が丁寧で英会話初心者でも容易に理解できる内容となっています。
大切なのは、英文法を理解した後に意識しなくても口からスムーズに出てくるようにトレーニングすることです。
英文法も単語の覚え方と同じく、スタディサプリ ENGLISHに出てくる文を使って繰り返しシャドーイングすることで定着させていきます。
世界一わかりやすい英文法の授業を読んでスタディサプリENGLISHをやると、「あっ、この文は現在進行形を使っている!」とか、「これは現在完了形の文だな!」と理解することができるので、あとは繰り返しシャドーイングをして自分の口から出てくるようにします。
英文法書ではなく、スタディサプリENGLISHでシャドーイングをするべき理由はやはり日常会話で使われる表現が圧倒的に多いからです。
他にもみるみる英語力がアップする音読パッケージトレーニング(CD BOOK)などシャドーイングができる教材はありますが、内容が日常会話で使われるようなものではありません。
英会話ができるようになりたいのであれば、できるだけ日常的に使う表現が多い教材を選ぶようにしましょう。
オンライン英会話をやる
シャドーイングで、リスニング力の向上と語彙や英文法をたくさんインプットしました。
そこで、覚えたことをアウトプットする場面を用意する必要があります。
ここからが英会話ができるようになる上でもっとも大切な部分になります。
英語を話せるようには何をやればいいのでしょうか?と言う問いに対しては、当然、英語を話すことが答えになります。
ただ、週に1回英会話教室に通う程度ではなかなか英会話は上達しません。1週間も経てば前回学習したことなんてほとんど忘れてしまいます。
特に初心者はなるべく毎日英語を話す機会を儲けることが大切です。
そこで、毎日英会話ができる「オンライン英会話」を活用すべきです。
- 料金が安い(月額5,950円程度から)
- 毎日受講できる
- 24時間365日場所を選ばず受講できる
- 教材や講師の変更が簡単にできる
オンライン英会話で一体何をやればいいのかと言うと、
とにかく英語を話しまくることです。
なので、オンライン英会話ではスピーキングやディスカッション、フリートークと言った発言できる機会が多い教材を使用し、レッスンを受講します。
私が受講しているネイティブキャンプを例に取ると、文法や日常会話のレッスンでは、講師に続いて教材を読み合わせるだけなのでこれでは英会話力は上達しません。
自分の頭で考えて、英語できちんと説明できるレッスンをとるようにします。
当然ですが、最初は全くうまくいかないことだらけで心が折れそうになりますが、しばらく続けていると自分の考えや気持ちを少しずつ表現できるようになってきます。
独り言トレーニング
オンライン英会話と並行してやるといいのが、独り言トレーニングです。
自分の思ったことや、これからやろうとしていることを全て英語で発言します。
シャドーイングで覚えた単語やフレーズを駆使しながらやります。
しかし、中には知らないフレーズも出てきます。
その際はネットを使って調べてください。
独り言トレーニングは、自分自身に関することを英語で話すので、日常的に何度も繰り返し使う可能性が高いからです。
例えば毎日電車に乗っている人は、「電車に乗って東京に行きます」というフレーズはほぼ毎日使うので英語でしっかりと覚えておくべきですよね。
もっと当たり前のことを言うと、お風呂に入りますとか勉強しますとか毎日使うであろう表現を1つずつ習得していきます。
調べ方としては、「お風呂に入る 英語」などとグーグルで調べれば大抵の表現方法は出てきます。
このように身の回りのことや自分自身に関することを1つずつ英語で言えるようにしていくことで、日常会話で使える表現をどんどん増やしていくことができます。
初心者が独学で英会話を勉強する方法のまとめ
ここまで初心者が独学で英会話を勉強する方法をまとめてきました。
改めて内容を整理しておきます。
- 発音は視覚的に確認できる教材を使用する
- 英文法書はサッと読んで終わらせる
- シャドーイングは音声をそっくりそのまま再現できるまで繰り返しやる
- シャドーイングで語彙や英文法を自動化し、使えるようにする
- オンライン英会話は話せる教材を選んで話しまくる
- 独り言トレーニングで自分自身や身の回りのことを1つずつ言えるようにしていく
使用すべき教材もまとめておきます。シンプルで使いやすかったり、日常会話の場面でよく使われるフレーズが多く載っているものを選ぶようにしましょう。
項目 | 使用する教材 |
発音 | DVD&CDでマスター 英語の発音が正しくなる本![]() |
語彙 | スタディサプリ ENGLISH![]() |
英文法 | 世界一わかりやすい英文法の授業![]() |
リスニング(シャドーイング) | スタディサプリ ENGLISH![]() |
スピーキング | ネイティブキャンプ![]() |
最後に英会話ができるようになるコツとしてはあまり難しく考えないことです。
日本語で普段している会話って、「今日何するの?」とか「来週の日曜日ひまじゃない?」といった一言で済むような簡単なことが多いと思います。
ところが英語になると、急に難しく考え長い文を作ろうと考えがちです。
特に初心者のうちは長い英文を話そうとするとわけがわからなくなってしまう可能性が高いので、できるだけシンプルに考えていくことが大切です。
まずは日常的によく使うシンプルなフレーズをシャドーイングで身につけたり、自分自身のことを独り言で言えるようにしていくことによって徐々に英会話ができるようになってくるのでぜひ実践してみてください。
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