英語の勉強法!あごながおじさんが実践した話せるようになるための学習方法

英語を話せるようになるために勉強をしようと思っても何から始めればいいのかわからないものですよね。

実際に勉強し始めても、「自分のやっている勉強方法は正しいのかな」と不安になってしまうこともあると思います。

できるなら、具体的な勉強方法を知ってから学習を進めていきたいものですよね。

英語はいくつかの勉強方法を実践することによってどんどん上達していきます。

私自身、独学で英語ができるようになるためにはどうすればいいのだろうかと苦闘してきました。その中で「この勉強法を実践していけば英会話ができるようになる!」ということを自身の経験から学びましたので本文で具体的なやり方を紹介していきます。

大人・社会人になってからでも正しい勉強をすれば英語は必ずできるようになります。これから英語の勉強をしようと思っているのであれば、本文で勉強方法を知り、実際にやってみてください。

英語を話せるようになるためにやるべきこと

英語を話せるようになるためにまず私が考えたことは、以下のようなことでした。

  • 単語帳や文法書をやる
  • 英会話教室に通う
  • 語学留学をする
  • 外国人の友達を作る

ただ、これではものすごく漠然としていて具体的にどのように勉強をしていけばいいのかよくわかりませんでした。

単語帳や英文法の勉強は大学受験のときに嫌というほどやっていたにも関わらず、全く英語を話せるようにはなりませんでした。

なので、単語帳や英文法書を黙々とやるのは「ただ英語の暗記する」だけであって、決して「英語を話せる」ようにはならないと感じていました。

そして、「英語ができる」というのは2つの要素ができたときに実感できるのではないかという結論に至りました。

  1. 相手の言っていることを完璧に理解できる
  2. 自分の言いたいことを相手に伝えることができる

1つ目は相手の言っていることを理解できるようになるということです。相手の言っていることがわからなければ英会話は成り立ちませんよね。

なので、リスニングに関してはほぼ100%相手の言っていることを理解する力をつける必要があると思いました。

2つ目は自分の言いたいことを相手に伝えることができるようになるということです。

リスニングに関しては相手の言っていることを100%理解することが必要なのに対して、スピーキングは100%正しい表現で伝える必要はないと思いました。

もちろん完璧にできれば理想です。しかし、それができるようになるには何万語とある英単語やフレーズ覚えるだけでなく瞬時に使えるようになる必要があり、何年も努力し続けなければなりません。

初心者が独学で目指すべきところは、多少表現が間違っていたり、言いたいことに関する単語がわからなくても回りくどく説明して相手に理解してもらうことができるようになることだと思いました。

そこで、相手の言っていることをほぼ100%理解する力と言いたいことを伝える力をつけるためには何をすればいいのか、具体的にまとめてみました。

英語のリスニング力をつけるためには?

英語 音声処理 意味処理

英語を聞いて理解することができない理由は、大きく分けて2つあります。

1つは音声処理がうまくできずに聞き取れないということです。英語には、日本語にない音が存在し、私たちの知らない音が英語の聞き取りを難しくしています。

そしてもう1つは意味処理がうまくできずに理解できない場合です。単語や文法、背景知識等がわからないために英語を理解することができないということです。

つまり、リスニング力をアップさせるためには音声処理と意味処理の両方からのアプローチが必要になります。

英語のスピーキング力をつけるためには?

英語を話せるようになるために大切なことは2つあります。

英語を話せるようになるために大切なこと

  1. 同じ英文を繰り返し練習して口からスムーズに出るように自動化すること
  2. アウトプットする機会を作ること

英語を話せるようになるためには、単語や英文法を理解するだけでは不十分です。

使える英語を身につけるためには、無意識的に英語が口から出てくるようにしなければなりません。

下に示した図では、身につけた知識を徐々に自動化していくために役立ったトレーニング方法を示しています。

単語や文法を勉強したのに英語を話せないという人は、「理解」の部分で止まってしまっている可能性が高いということがわかりますね。

つまり、「文法を理解すること」と「使える英語を身につけること」は全く別物なのです。

使える英語を身につけるためには同じ英文を繰り返し練習して、口からスムーズに出てくるようにする必要があります。

英語 話すための勉強法

そして、もう1つ大事なことは英語をアウトプットする機会を持つことです。

下の図は、言語学者であるSwain(1995)の「アウトプット仮説」をまとめたものです。アウトプット(英会話・英作文)をすることで3つの効果を得ることができることを示しています。

英語 アウトプット仮説

Swainは、インプットの重要性は認識しつつも、「理解可能なインプット」は習得にとって必要だが十分ではないと主張し、アウトプットの重要性を説明しています。

しかし、英語を話そうとしてもうまくいかず、どうしても間違いを恐れたり、恥ずかしがったりしてしまうものです。

知っておいてもらいたいのは英語をうまく話せる人のほとんどが、何度もフレーズの言い間違いをしたり、恥ずかしい経験をしているということです。

むしろ、英語が母国語ではない私たちは開き直って、「間違えて当然だ」という気持ちで英語と向き合っている人のほうが確実に成長します。

どんどん発信していくという心構えも英語学習をしていく上では大切になってきます。

英語を話せるようになるためには、「語彙や文法の自動化」と「アウトプットする機会も持つこと」、「間違いを恐れずに発信すること」が大切であることを踏まえた上で私が実践してきた英語の勉強法を紹介していきます。

独学で英語の勉強・習得するための5つのサイクル

英語 勉強法 マップ

英語を勉強する際は、リスニング・スピーキング・リーディング・ライティングの全てを動員し、インプットとアウトプットを循環させていくことが大切です。

上記の図に示した5つのサイクルを循環させていくことによって少しずつ英語力を磨いていくようにしてください。

もちろん、全ての勉強法を取り入れる必要はありません。特に初心者の場合、後に記すモデルケースにしたがって勉強を進めていくのがいいでしょう。

それでは、英語の勉強法を1つずつみていきましょう。

英語勉強法①初心者は基礎基本の習得から

英語の勉強法 発音 ボキャビル 文法

発音や単語、英文法は中学生レベルの基本的なものを習得したら次のステップに進みましょう。

中学生レベルの単語や英文法さえ習得できれば、リピーティングやシャドーイング、瞬間英作文などをやることで英語を聞いたり、話したりできるようになるからです。

単語や英文法の勉強はインプット中心の退屈な勉強です。おそらく英語学習を始めた8〜9割の人が基礎の完全習得を目指し、勉強している最中に挫折します。

私もあまり勉強が好きなほうではないので、単語や英文法の詰め込みが辛くて途中で何度も挫折しかけました。

簡単な単語や英文法を理解した後は、アウトプットをしたり、参考書以外のところからインプットし始めましょう。

発音の勉強

発音

発音は英語を聞き取るのに非常に重要な役割を果たします。

なぜなら、自分で言えない音=聞き取ることができないからです。

なぜかと言うと、私たちの脳は耳から入った音を言語として認識するかどうかを、過去に自分の口や舌、喉などで音にしたことがあるかどうかを記憶しており、その記憶を元に判別しているからです。これはモーター・セオリーという理論によって支持されます。

英語には日本語にはない音が40個以上あります。日本語にはない音が、私たちが英語を聞き取ることができない大きな原因となっているのです。

発音を勉強するときは、口の開け方がわかるテキストやDVD教材を利用して習得するようにします。

英語の発音が正しくなる本では、テキストには正面と横のアングルからみた口の開け方が載っています。さらに、DVDを見ればそれぞれの発音記号をどのように発音するのかを動画で確かめることができます。

また、それぞれの発音記号に対して単語の例がいくつも掲載されています。

もしくは、研伸館さんがyoutubeにアップしている動画であれば無料で発音するときの口の開け方を確認することができます。

口の開け方を見ないで独自の方法でやろうとすると正しい発音を身につけるのが難しくなります。

正しい発音を身につけないと、相手の言っていることが理解できなかったり、正しい文法を使って発話しても相手に理解してもらえないといったことが起こります。

英語の発音は約50個習得するだけですので、きちんとやるようにしましょう。

語彙力をつける

語彙 単語

英単語の勉強は、中学生レベルの単語を記憶に残るように、そして使えるように覚えます。

1つの英単語に1つの日本語訳で覚えたとしても、なかなか英語を使えるようにはなりません。

単語帳のように英語と日本語を対訳で学ぶのはリーディングにはいいですが、英会話にはあまり有効ではありません。

日常会話の中で使われる英文の中で英単語を覚えていくことで、使える英語が身につきます。

なぜなら、それぞれの単語は別の単語とセットで使うことが多いからです。

例えば、動詞の”drive”は”a car”とセットで使われることが多いので”drive a car”を1つのかたまりとして覚えておくと自分の口からスムーズに出るようになります。

スタディサプリ ENGLISHでは、日常会話で頻繁に使う文のかたまりが多く出てきます。

なので、スタディサプリENGLISHをやりながら、英文の中で英単語を覚えていくのがいくようにしましょう。

具体的な定着のさせ方として、のちほど紹介するシャドーイングを繰り返し行うことによって記憶に定着させます。

英文法を勉強する

英文法

話すための英語としては、まず中学生レベルの英文法だけを習得すればOKです。

高校レベル・大学受験の英文法を一通りやったことがある人は改めて英文法の勉強をやり直す必要はありません。

しかし、ここで大切なことは英文法を理解するだけではダメだということです。

使える英語にするためには、

  1. 英語を理解する
  2. 英語を記憶する
  3. 英語を自動化する

という流れで最終的には自動的に英語が口から出てくるようにする必要があります。

なので、英文法を理解するだけの学習は、世界一わかりやすい英文法の授業をサッと読んで終わらせます。解説が丁寧で英会話初心者でも容易に理解できる内容となっています。

大切なことは、英文法を理解した後に意識しなくても口からスムーズに出てくるようにトレーニングすることです。

英文法も単語の覚え方と同じく、スタディサプリ ENGLISHに出てくる文を使って繰り返しシャドーイングすることで定着させていきます。

世界一わかりやすい英文法の授業を読んでスタディサプリENGLISHをやると、「あっ、この文は現在進行形を使っている!」とか、「これは現在完了形の文だな!」と理解することができるので、あとは繰り返しシャドーイングをして自分の口から出てくるようにします。

英文法書ではなく、スタディサプリENGLISHでシャドーイングをするべき理由はやはり日常会話で使われる表現が圧倒的に多いからです。

他にもみるみる英語力がアップする音読パッケージトレーニング(CD BOOK)などシャドーイングができる教材はありますが、内容が日常会話で使われるようなものではありません。

英会話ができるようになりたいのであれば、できるだけ日常的に使う表現が多い教材を選ぶようにしましょう。

英語勉強法②リスニング力とスピーキング力アップに効果抜群のトレーニング

ディクテーション シャドーイング リピーティング

英語の勉強をする際、ただ英語の音声を聞いているだけの人はいませんか?

残念ながら、ただ英語を聞いているだけではなかなか英語力は向上しないと言っていいでしょう。

英語学習初心者は、一語一語しっかりと音を聞き取る精聴が大切となります。

その手段として、ディクテーション・リピーティング・シャドーイングの3つの勉強法を紹介しています。

これら3つの勉強をまとめてできるのが、スマホでできる英語学習アプリ「スタディサプリ ENGLISH」です。

ディクテーション・リピーティング・シャドーイングを使って徹底的にトレーニングをすることをオススメします。

ディクテーション

ディクテーション

ディクテーションをやることでリスニング力をアップさせることができます。

なぜなら、自分が聞き取れない「弱点」を発見することができるからです。

英語が聞き取れない原因には、発音や音声変化であったり、単語や表現を知らないことであったり、または文法的な理解が曖昧で聞き取れないこともあります。

しかし、ディクテーションだけで終わりにしてはいけません。

大切なことは発見した自分の弱点を克服することです。

自分で言えない音を言えるようにし、単語や文法がわからなかった場合は、理解するだけでなく使える英語にすることが大切です。

ディクテーションで聞いた音声を使ってリピーティングやシャドーイングを繰り返し行うようにしましょう。

リピーティング

リピーティング

リピーティングは1つのセンテンスを聞いてから、音声を止めて、その音声をそっくりそのまま口に出すトレーニングです。

リピーティングは発音矯正にも役立ちますが、シャドーイングとの違いをあげると、聞こえた英文を一時的に記憶保持しなければならないため短期記憶力の向上が期待できます。

会話をするときや音声を聞くときに話の内容を一時的に記憶しなければなりません。

すぐに忘れてしまったら会話になりませんし、英語の長文のリスニングでも歯が立ちませんよね。

短期記憶力は英語でコミュニケーションをとっていく上で大切なのです。

加えて、リピーティングは同じフレーズを繰り返し練習することでそのフレーズが自動化され、口からスムーズに出てくるようになります。

シャドーイング

シャドーイング

シャドーイングは、音声に続いて影のように追いかけて声を出すトレーニング方法です。

シャドーイングをやる2つの目的

  • 日本人的発音から脱却し、英文の中で正しい発音を身につける
  • 単語やフレーズを暗記するだけでなく、使えるように自動化する

既に発音の勉強をしている人は個々の発音の仕方を習得しているので、次は英文の中で読まれる音を再現するトレーニングをします。

まずは音声を自分の口で正確に再現できるようになるまで繰り返し練習します。

音声が再現できるようになったら、負担が減るので英文の意味にも意識を向けることができるようになります。

英単語やフレーズに意識を向け、英会話で使えるようになるまで繰り返し練習します。

シャドーイングを繰り返し練習していくうちにフレーズを覚えてしまうので、最終的には意味も考えながらシャドーイングができるようになり、使える英語の習得に繋がります。

リピーティングとシャドーイングの違い
音を正確にトレーニングをしたい場合は、リピーティングよりもシャドーイングのほうがオススメです。

音声が流れてから間髪入れずに声に出すので、リピーティングよりもより正確な音を再現することができます。

リピーティングですと記憶保持をしてる間に音が微妙に変わってしまい、正確な音が再現できないことがあるのです。

英語勉強法③スピーキングとライティングでアウトプット

アウトプット

自分の声を録音したり、英語で日記を書くのはとてもいい勉強方法ですが、私の場合、すぐに挫折しました。原因は以下の2つだったと思います。

  • 会話相手がいないので、適当に喋るようになる・書くようになる
  • 自分の発している表現が正しいのか確かめる方法がなかった

今はオンライン英会話や英語でチャットができるサービスを提供している会社が増えており、国内にいても英語を習得できる環境が整っています。

オンライン英会話は、料金が安くて毎日英語を話すことができるのが最大の特徴です。

しかし、英語を話すのにまだ抵抗がある人は、英会話チャットから始めるのもいいでしょう。

どんどん英語を発信して間違いを指摘してもらうのが、英語力を高める一番の近道です。

瞬間英作文

瞬間英作文

理解した文法を自動化するのに役立つトレーニングで、パターンプラクティスと言われるものです。

1つの英文法を使ってさまざまな言い換えをしていきます。

瞬間英作文をやっていくうちに「使える英文法」が格段に増え、英語を少しずつ口から出せるようになってくるでしょう。

以上の理由で瞬間英作文はやっておくといいですが、リピーティングやシャドーイングでも使える英語を身につけることは可能なので必須というわけではないと思います。

オンライン英会話

オンライン英会話
シャドーイングなどでリスニング力の向上と、語彙や英文法をたくさんインプットしました。

そこで、覚えたことをアウトプットする場面を用意する必要があります。

ここからが英会話ができるようになる上でもっとも大切な部分になります。

英語を話せるようには何をやればいいのでしょうか?と言う問いに対しては、当然、英語を話すことが答えになります。

ただ、週に1回英会話教室に通う程度ではなかなか英会話は上達しません。1週間も経てば前回学習したことなんてほとんど忘れてしまいます。

特に初心者はなるべく毎日英語を話す機会を儲けることが大切です。

そこで、毎日英会話ができる「オンライン英会話」を活用すべきです。

オンライン英会話を利用するメリット

  • 料金が安い(月額5,950円程度から)
  • 毎日受講できる
  • 24時間365日場所を選ばず受講できる
  • 教材や講師の変更が簡単にできる

オンライン英会話で一体何をやればいいのかと言うと、

とにかく英語を話しまくることです。

なので、オンライン英会話ではスピーキングやディスカッション、フリートークと言った発言できる機会が多い教材を使用し、レッスンを受講します。

私が受講しているネイティブキャンプを例に取ると、文法や日常会話のレッスンでは、講師に続いて教材を読み合わせるだけなのでインプット的な要素が強く、これでは英会話力はあまり上達しません。

頭の中で英語を組み立てて、英語を話せるようなレッスンを受講します。例えば、ディスカッションやスピーキング、フリートークといったものです。

当然ですが、最初は全くうまくいかないことだらけで心が折れそうになりますが、しばらく続けていると自分の考えや気持ちを少しずつ表現できるようになってきます。

独り言トレーニング

独り言トレーニング

オンライン英会話と並行してやるといいのが、独り言トレーニングです。

自分の思ったことや、これからやろうとしていることを全て英語で発言します。

シャドーイングで覚えた単語やフレーズを駆使しながらやります。

しかし、中には知らないフレーズも出てきます。

その際はネットを使って調べてください。

独り言トレーニングは、自分自身に関することを英語で話すので、日常的に何度も繰り返し使う可能性が高いからです。

例えば毎日電車に乗っている人は、「電車に乗って東京に行きます」というフレーズはほぼ毎日使うので英語でしっかりと覚えておくべきですよね。

もっと当たり前のことを言うと、お風呂に入りますとか勉強しますとか毎日使うであろう表現を1つずつ習得していきます。

調べ方としては、「お風呂に入る 英語」などとグーグルで調べれば大抵の表現方法は出てきます。

このように身の回りのことや自分自身に関することを1つずつ英語で言えるようにしていくことで、日常会話で使える表現をどんどん増やしていくことができます。

英語でチャット

英語 チャット

英語チャットは、英語を話すのに抵抗がある人にオススメです。

ライティングは瞬発力を必要としないので、自分の言いたいことを英語で整理する時間を設けることができます。

また、添削を受けることによって自分の間違いに気づくことができ、インプットを効率的に摂取することができます。

英語を話す前段階として、良い学習方法です。

英語勉強法④自分の好きなものでリーディング・リスニング

英語の勉強法 多読・英語シャワー
なるべく楽しく英語の勉強をしたい。

そこでオススメなのが、本や映画を使って多読・多聴することです。

多読では、英語で書かれた日本の漫画なんかもオススメです。

大事なことは自分の好きなもので「これだったら何時間でも続けることができる。」かつ理解できるやさしい教材を使うことです。

自分の好きなことをしていると英語に触れる時間がどんどん増えていき、日本で生活しているにも関わらず、留学しているかのような状況を作リ出すことができるようになってきます。

もちろん、スマホの言語設定も英語にしておこうね。

多読

多読

多読で英語脳を作ります。英語脳とは、英語を英語の語順のまま理解することです。

その結果、リスニング力も向上させることができます。

なぜなら、英語を聞くときにいちいち訳さずに、前から意味が理解できるようになるからです。

英語を聞くときにいちいち訳してる暇なんてありませんよね。

訳してるうちに次のセンテンスに移ってしまいますので、ますます混乱してしまうなんて経験もあると思います。

英語初心者でも読める本もたくさんあるので、どんどんインプットしていきましょう。

多聴

多聴

多聴は多読より難しいです。理解できる簡単な音声から始めるべきです。

英語の意味がわからないまま、英語をシャワーを聞き続けてもほとんど効果はありません。

少なくとも7〜8割くらい理解できる音声教材を選ぶようにしてください。

7〜8割理解できるようになると、意味がわかる部分だけを繋げて推測することができるようになります。

ネイティブの英語を100%理解するのは、上級者でも非常に難しいですが、そのときに役に立つのがこの推測力です。

また、ディクテーションやリピーティング、シャドーイングをした教材を使って、英語をシャワーのように浴びると理解が容易になります。

このように自分が繰り返し学習した教材を使って多聴をするのもオススメです。

英語勉強法⑤英語を話す機会を積極的に確保

英語 勉強法

学んだことを生かす場を定期的に作り、英語学習のモチベーションを上げましょう。

海外旅行でもいいですし、Meetupを使えば日本に住んでいる外国人とも交流できるかもしれません。また、留学や海外で働くといった選択肢もあります。

私の経験則で言うと、英語を勉強するモチベーションはほぼ英会話からしかきません。

英語のテストができなくてもあまり英語学習を頑張ろうとは思いませんが、英会話がうまくいかなかった時は悔しくて、死ぬほど勉強してやろうという気持ちになります。

日本にいても外国人と交流を深めている人が多数いることを踏まえると、「やる人はやる」ということなんだと思います。

ものすごい田舎に住んでいて周りを見渡しても外国人がいないという人は、引き続きオンライン英会話を利用しましょう。

英語の勉強の具体的な進め方

これまで英会話の勉強法を紹介してきましたが、実際に進めるにあたってモデルケースを提示します。

特に初心者の場合は、あれこれと手を出すのではなく、これから示す勉強法に限定してじっくりやっていくことをオススメします。

英会話の勉強法

スケジュール表

項目 使用する教材
発音 DVD&英語の発音が正しくなる本
語彙 スタディサプリ ENGLISH
英文法 世界一わかりやすい英文法の授業
リスニング スタディサプリ ENGLISH
スピーキング ネイティブキャンプ

発音を身につけ、英文法書をサッと読んだあとはシャドーイングによるインプットとオンライン英会話によるアウトプットを繰り返し行っていきます。

英語学習1ヶ月目

発音と英文法に関しては、スタディサプリENGLISHやオンライン英会話ではカバーできないため自分で勉強する必要があります。

どうしても自分でやるのは無理という人は、ネイティブキャンプにある発音と文法のレッスンを受講するようにしてください。

世界一わかりやすい英文法の授業は、文法の中でも大事なところを非常に丁寧に解説してくれています。コンパクトな作りになっているので読み物として一周サッと読んでしまってください。

また、オンライン英会話を使いながら、実際に英語を話す機会を設けていきます。

オンライン英会話の教材を選ぶ際は、自分が話す機会を多くもてるものを選んでください。

ネイティブキャンプでいうと、スピーキングやディスカッション、フリートークが該当します。

そのほかのレッスンはテキストを読みながら講師とロールプレイをしたり、レクチャーを受けたりするものが多く、インプット的な要素が強いので気をつけてください。

英語学習2ヶ月目以降

2ヶ月目以降は、スタディサプリENGLISHとオンライン英会話の2つを軸に学習を進めていくことで話すための英語力を磨いていきます。

世界一わかりやすい英文法の授業を読んだら、すぐにシャドーイングに移行しましょう。

世界一わかりやすい英文法の授業を読んだ後にスタディサプリENGLISHをやると、「あっ、この文は現在進行形を使っている!」とか、「これは現在完了形の文だな!」と理解することができるので、あとは繰り返しシャドーイングをして自分の口から出てくるようにします。

スタディサプリENGLISHを使ってシャドーイングを繰り返し行い、リスニング力を高めるのに加え、使える語彙力・文法力の向上を図っていきます。

スタディサプリEnglishで出てくるセンテンスは日常会話でも使う頻度の高いものが多いので、繰り返しシャドーイングをして覚えていきましょう。

また、オンライン英会話を継続してやり続けます。

スタディサプリENGLISHで覚えたフレーズを中心にオンライン英会話でどんどんアウトプットしていきます。

こうしてインプットとしてスタディサプリENGLISHを使い、アウトプットとしてオンライン英会話を利用していくことで少しずつ英語力を高めていくことができます。

このモデルケースを進めていく上で大切なことを改めて内容を整理しておきます。

  1. 発音は視覚的に確認できる教材を使用する
  2. 英文法書はサッと読んで終わらせる
  3. シャドーイングは音声をそっくりそのまま再現できるまで繰り返しやる
  4. シャドーイングで語彙や英文法を自動化し、使えるようにする
  5. オンライン英会話は話せる教材を選んで話しまくる

まとめ

世の中には「聞き流すだけで英語が話せるようになる」や「英文法は必要ない」といった謳い文句の教材が溢れています。

しかし、私自身英語を学習してきて聞き流すだけでは英語ができるようにはなりませんでしたし、英文法も英語を話す上で非常に役に立っています。

英語を勉強する上で正しい勉強方法を実践しなければ、なかなか英語力は向上させることは難しいです。

本文では、英語の王道とも言える勉強法の中で私が実践してきた勉強法を紹介しました。実際、英語の勉強方法が紹介されている本にもこれらの勉強法が紹介されています。

最後に英語を勉強する際に大切なことをまとめておきます。

  • 自分に合ったトレーニング方法や教材を選定・実践する
  • どのトレーニングでも体に染み込ませるまで徹底的にやる
  • 英語を発信する機会をつくり、間違いを指摘してもらう
  • スマホの言語設定等を英語にしたり、生活のあらゆる場面を英語する
  • インプットとアウトプットを循環させる
  • 英語学習をめちゃくちゃ楽しむ

私はもともと435点しか取れなかったTOEICで900点を取得し、コミュニケーションもある程度取れるようになってからアメリカに留学し、現地の学生たちと授業を受けていました。

その後、社会人になってから英語ができるからというだけで何度も海外に長期出張に行かせてもらったり、海外のお客さんの担当もさせてもらえるようになりました。

また、留学や出張時のプライベートでも精力的に活動し、外国の友達が何百人もできました。

ただ、ネイティブスピーカー並に英語が話せるようになったかというと決してそういう訳ではなく、未だに英会話がうまくできなかった時は英文法の参考書を読み返したり、必要によってはリピーティングやシャドーイングのトレーニング行なっています。

このように英語学習というのは終わりがあるものではなく、常に勉強していかなければならないものなのです。

それでもやはり勉強のモチベーションは、英会話からきます。私自身、英会話がうまくできなかったときは悔しくてもっと勉強してやろうと思います。

なので、単語や文法学習に固執して勉強が退屈になり、英語学習から離れようとするのはやめてください。

自分とは文化も考えも違う人たちに、自分の想いや考えを伝えることができる英語を楽しみながらやりましょう。

そのためには、この記事で紹介した英語の勉強法からいいと思ったものを取り入れたり、英語の勉強方法を工夫し、インプットとアウトプットを繰り返し行なったりして、自分にとって一番長続きしそうな勉強方法を確立させるようにしてください。

あわせて読まれたい

参考文献:

  • Swain, M. and Lapkin, S.(1995). A step towards second learning. Oxford University Press.
  • 門田修平(2014). 英語上達12のポイント 科学的理論に基づく外国語習得成功の秘訣. コスモピア

 

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