バンクーバーのダウンタウンから徒歩3時間。
どうやらバスも出ているらしいが、なぜか僕は徒歩を選択した。
目的地はヌーディストビーチだ。
男である以上、スケベ心があったことは間違いない。
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快晴でビーチまで向かう道のりはとても気持ち良かった。また、日本にはないようなユニークな家を1軒1軒眺めるのがすごく楽しかった。
海が近づいてきた。期待が益々膨らむ。
入り口付近にはこんな看板が設置されていた。

書いてあることをまとめるとこんな感じ
- 洋服は着ても着なくてもいいよ
- ビーチは朝8時から日が落ちるまでいていいよ
- 他人のプライバシーを守ってね。
- 写真は相手がOKしたときのみ撮っていいよ。
- じろじろ見ないこと
- ライフガードはいないよ
- ゴミは持ち帰ってね
写真は同意があれば撮ってもいいという言葉に、
絶対に同意を得て撮ってやる
と心に決め先に進む。

そしてついに服を脱いでもいい場所に来た。
早速服を脱いで、ビーチへ向かう。
もちろん、ここは外国なので毛の処理は完璧だ。
いざ、ビーチに飛び出すと自分の期待した通りの光景だった。
このビーチは、ブリティッシュコロンビア大学からすぐのところにあるため、大学生が集っている。
それにしても不思議な光景だ。
みんな、裸じゃねえか
男も女もみんな裸だった。
しかし、全く興奮しない!!
なんなんだ、この感覚は。
それでも異様な光景に、めちゃくちゃじろじろしてしまった。看板に書いてあったことが頭をよぎる。
Don’t stare and gawk(じろじろ見るな)
やべーやべー、と地面に顔を下ろした。
すると一人でいた僕のところに、若いひとたちが寄ってきて、
「バレーボールやらないか?」
と誘ってくれた。
これが本当の裸の付き合いかと思った。
ただのビーチバレーが始まった。
裸だけどね。
最初は見慣れない光景にしどろもどろだったけど、すぐに慣れた。そして僕がわざわざ日本からバンクーバーのくそ田舎のビーチに下心を持ってやってきたこと、でも全く興奮しなかったことを話した。しばらく彼らとの会話を楽しんだ。
裸の付き合いだっただけに自分の全てをさらけ出すことができた。
向こう岸でモデルの撮影が行われていた。もちろん、裸だ。
不思議だよ。全く興奮しねえよ。
芸術だ。ストリップに行ったときの感覚と同じような気分だ。
裸というアートに完全に魅了された僕だった。
ちなみに写真も撮ってもらって後から見返すと興奮もんだった。
なんで現場ではあんなに冷静にいられたのか不思議でならない。
てかカナダ人って心の器もカラダもでけえ
男として完敗したあごながおじさんであった。
Adios!!
羨ましいかぎりです!
僕も行きたいなぁ